献花をする一般市民ら

財団法人広島県動員学徒等犠牲者の会（井上公夫理事長）は６日、原爆で亡くなった動員学徒や女子挺身隊員の第60回追悼式を広島市中区の平和記念公園内の「慰霊塔」前で営みました。塔には、７１９６人の名簿が奉納されています。
　黙とうに続いて、井上理事長は「若い命の犠牲を教訓に、世界恒久平和を語り継ぎたい」とあいさつ。湯崎英彦知事と松井一実市長の追悼の辞が代読されました。
　生徒や教職員の38人が犠牲となった私立広陵中学校（現広陵高校）の生徒たちの代表２人が核兵器廃絶と平和を誓いました。国会議員や県議、市議をはじめ、一般市民ら約２５０人が参列し、献花をしました。
　日本共産党から出席した大平喜信衆院議員は、この後、出身校である舟入高校の前身の市立第一高等女学校の慰霊碑前で開かれた追悼式にも参列しました。...