日本共産党広島県委員会は２１日、「社会保障と財政危機打開の提言」各界懇談会を広島県立総合体育館大会議室で開催しました。労働、中小企業、医療・社会保障、農漁業、女性、など各分野から３１団体、経済、教育、の研究者、自治体首長、町議会議長を含め１２０人が参加し、活発に意見交換しました。

　仁比そうへい参院比例予定候補は日本共産党が発表した「消費税大増税ストップ！　社会保障充実、財政危機打開の提言」の内容を説明。それを受け、９人の参加者が発言しました。

　「消費税は常習性と副作用の強い頓服（とんぷく）薬のようなもの。『今財政がたいへんだから』と消費税に財政を頼ると大変なことになる」（経済が専門の国立大名誉教授）、「『障害者総合支援法』に怒っている。弱者を大切にしない国は亡国の道をたどる」（障害者団体会長）、「リーマンショック後、鋼材が高騰し、工賃が半分以下になった。消費税が１０％になるととてもやっていけない」（福山市・鉄工所経営者）、「政府は無策。まず農業など雇用対策を本気でおこなうべきで、みだりに消費税増税に頼ってはならない」（自治体首長）など、「提言」への期待と共感が語られました。

　閉会あいさつで感想を述べた仁比氏は「『提言』は国民の声が広がれば実現可能なものです。消費税増税反対の声には大義があることを示して、何としても増税を止めましょう」と呼びかけました。

　司会は皆川恵史副委員長が務め、村上昭二県委員長、中森辰一衆院２区候補、藤井とし子３区候補、花岡たみよ６区候補と県内の共産党地方議員９人が参加。各界の意見を聞きました。